レポート:外部のイメージファイルを印刷する方法 |
対象バージョン : 97, 2000, 2002, 2003, 2007
最終更新日 : 2007/02/25
( オリジナル作成日:2001/01/14 )
概 要
イメージデータを OLE オブジェクト型
のフィールドに保存することは可能ですが、mdb
ファイルが肥大してしまいます 。
テーブルのフィールドにイメージデータのファイル名を保存しておき、印刷を行う段階でイメージデータを取り込む方法です。
解 説
レポートの標準のコントロールの "イメージ" の "Picture" プロパティに、"OnFormat/フォーマット時" のイベントプロシージャで、表示するイメージファイルのフルパスを指定することにより、mdb の外部にあるイメージファイルを取り込み印刷することができます。
【サンプルファイル】
faq_047.lzh
(20,513 Bytes) Access 2000以前用
faq_047_2007.lzh
(22,003 Bytes) Access 2007用
このファイルを解凍すると、次の4つのファイルが作成されます。
ImagePrint.mdb
Sample1.bmp
Sample2.gif
Sample3.jpg
【サンプルの解説】
解凍された3つのイメージファイル Sample1.bmp, Sample2.gif, Sample3.jpg は、ImagePrint.mdb と同じフォルダ(ディレクトリ)にしてください。
テーブル "T_ImageFileName" のフィールド "FileName" に、イメージファイルのファイル名が保存されています。
レポート "R__ImgPrint" は、このテーブルをレコードソースとし、詳細セクションの "OnFormat/フォーマット時" のイベントプロシージャで、イメージコントロール "img" の "Picture" プロパティにファイル名を設定しています。
レポートの "OnOpen/開く時" のイベントプロシージャで、mdb ファイルのパスを取得しています。
補 足
●Access 7.0(95) では、JPEG が表示できないようです。これは JPEG に対応するグラフィックフィルタがサポートされていないためであると思われます。
●Access 7.0(95) 以降でも、インストール時のフィルタの選択によっては、希望するイメージが表示されないことが起こることが予想されます。
改定履歴