リンクテーブルの接続先データベース名取得

対象バージョン : 97, 2000(MDB), 2002(MDB),  2003(MDB), 2007(ACCDB)
最終更新日 : 2007/02/12 ( オリジナル作成日：1996/12/15 )

概　要

　指定したテーブルのリンク先データベースを返するユーザー定義関数です。

構　文

　 GetAttDBName(String)

解　説

GetAttDBName 関数の戻り値は文字列型 (String)です。

引数に指定されたテーブルのリンク先のデータベース名をフルパスで返します。

GetAttDBName 関数では次の引数を使用します。

String に存在しないテーブルを設定した場合や、リンクテーブルでない場合、 GetAttDBName 関数は長さ 0 の文字列 ("") を返します。

ユーザー定義関数

Function GetlnkDBName (Arg_TBLName As Variant) As String
Dim db As DAO.Database
Dim tbd As DAO.TableDef
Dim iFound As Boolean

Set db = CurrentDb
db.TableDefs.Refresh
iFound = 0
For Each tbd In db.TableDefs
    If tbd.Name = Arg_TBLName Then
        If Len(tbd.Connect) = 0 Then
            Beep
            MsgBox "該当テーブルはリンクされたものではありません"
        Else
            If InStr(tbd.Connect, "ODBC;") > 0 Then
                MsgBox "該当テーブルは ODBC 接続です"
            Else
                GetlnkDBName = Mid(tbd.Connect, InStr(1, tbd.Connect, "DATABASE=", vbTextCompare) + 9)
            End If
        End If
        iFound = True
        Exit For
    End If
Next
If iFound = False Then
    Beep
    MsgBox "テーブルが見つかりません"
    Exit Function
End If
db.Close
End Function

補　足

• 2000 では、TableDef の Name プロパティとの比較する変数は Variant 型でない場合エラーとなる場合があります。
  このため、引数 Arg_TBLName の型を String から Variant に変更しました。
  この型変更については、97 以前でも問題はありません。

改定履歴

• 1999/09/05 2000 対応で引数の型を String から Variant へ変更。
  　　　　　　　　2000 での Instr 関数の動作不全により、引数追加。
  　　　　　　　　mdb ファイル名を Mid 関数により切り出し追加。
• 2001/06/10 2000 でも、新規PCへインストールした場合、該当のエラーにならないものがあるので、補足を変更。
• 2003/11/02 DAO オブジェクト変数の宣言に "DAO" 修飾追加。
• 2007/02/12 "アタッチ" を "リンク" に変更。 ODBC 接続確認追加。

目次へ戻る