レポート：文字間隔・行間隔指定による印刷（簡易版）

対象バージョン :(7.0) 97, 2000, 2002, 2003
最終更新日 : 2005/04/25 （オリジナル作成日：1998/03/23）

概　要　

　レポートで、文字間隔・行間隔をした印字を行う汎用 Sub プロシージャです。

解　説

　引数として指定されたテキストボックスコントロールに設定されている各プロパティから値を得て、Report オブジェクトの Print メソッドを利用し、指定されたテキストボックスコントロールの範囲内で、指定された文字間隔・行間隔で印字します。

　引数に指定されたテキストボックスからフォントに関して引用するプロパティは次のとおりです。

構　文

Call Warituke(ControlName, Col, Row)

引　数	内　　　　　容
ControlName	レポート上に貼り付けてあるテキストボックスコントロールオブジェクトを指定します。
Col	文字間隔を示す 0 ～ 40 の範囲の整数を数字式で指定します。単位はポイントです。 0 未満は 0 に、40 を超える場合は 40 とみなします。
Row	行間隔を示す 0 ～ 40 の範囲の整数を数字式で指定します。単位はポイントです。 0 未満は 0 に、40 を超える場合は 40 とみなします。

ソースコードのダウンロード

tch_033.lzh（674 バイト）

※行数が多いので、ダウンロードといたしました。

使用例

　レポートの詳細セクションの "OnPrint/印刷時" のイベントプロシージャで、次のように設定します。

Private Sub 詳細_Print(Cancel As Integer, PrintCount As Integer)
Call Warituke(Me!解説内容, 1, 3)
End Sub

補　足

元のテキストボックスに対しては Visible を False にしてしまいます。このため、上記「解説」で引用する以外のプロパティは反映されません。
背景色などの設定が必要であれば、背後に四角形（ボックス）コントロールを貼り付け、希望の表示をこちらで行ってください。
禁則処理・ワードラップを行っておりません。また、行数が多く、テキストボックスの高さを超える部分は印刷されません。
これらの処置が必要であれば、クラスモジュール版をお試しください。
本サンプルは Access 97 で作成しました。旧版 Access でも使用可能と思われますが、動作確認は行っておりません。
Windows NT 上で動作させる場合、旧版 Access のアップデートが行われていないと Print メソッドが正しく動作しないようです。
2000 では SR-1 が適用されている必要があります。2000 SR-1 は、環境によって TextWidth メソッドが正しく動作しないことがあるようです（原因不明）。

改訂履歴